2020.5.28.21:09

 好きなもの。本。小説。漫画。気まぐれに専門雑誌をななめ読み。へえー。音楽。メロディー。世界と調和する。ギター。弦に触れてガサついた左指の先。深夜のEテレ金曜ロードショー。を見ながら飲むラムコーク。映画。昔見た映画を繰り返す。映画館。1人で行く映画館。小さなシネマ。映画的な漫画。巨大ロボット。巨大怪獣。が都市を破壊する。井戸の底で腹抱えて大笑いするような、袋小路な開放感。見上げた空。夏。ベランダ。シャツ1枚で外を歩く。雨上がり。の水滴のきらめき。土の匂い。帰り道にばったりと会い、笑いあって別れる。また明日。時々絵を描く。たまに字を書く。良く在りたいと願う。より明るい方へ。日記。

2020.5.10.21:53

 休みの間も仕事のことを考えてしまう。学生時代、あまりにも何も考えていなくて呆れていた時が嘘みたいだ。意識してリラックスしようとあれこれ工夫してみても、どこか張り詰めたような、ギリギリのところで嫌な思考の上を綱渡りしているような感覚がある。

 5月の夜風が心地良い。空気はすっかり初夏らしく、明日はもう30度近くまで気温が上がるらしい。服を買いに行けないので、着るものに困る。初めてハーブティーをアイスで入れてみたが、澄んだ喉通りがカモミールによく合う気がする。今スピーカーでROTH BART BALONを流している。ブックライトの柔らかな明かり、涼しい夜風と、音楽、最高な夜だ。そのはずだ。

 小さな仕事の失敗や、うまく振る舞えなかったような気がするあれこれ、些細な不安のかけらが胸のあたりに積み上がり、たまらなくなる。面白い漫画や小説を探しても、頭に音楽を浮かべても、思考が流れ込んでくる。

 健康になりたい。元気でありたい。

 フォリー・ベルジェールのバーを思い出す。遠くの海で大きな鯨が海の上に躍り出る情景を、そんな景色がこの世界にあることを考える。音楽はこの世界と調和していることを考える。

正気を失ってるからからなんとか生きてる 冷静になればなるほど死にたいねえ 音楽でなんとか気持ちよくなって動いたり止まったりして、早く死にたい早く死にたいって心の中で念仏みたいに唱えてうずくまっている